昨日開催の茶話会は参加者がなかったため、
ひとりでまったりとお茶しました。
その後、ずっと気になっていた
「ソール・ライター展」を観に、
渋谷まで足を伸ばすことに。
写真も独特の温かさと美しさがあったのですが、
何より私が釘付けになったのは、
彼が遺した名言の数々。
重要なのは、
どこである、何である、ではなく、
どのようにそれを見るかということだ。
取るに足りない存在でいることには、
はかりしれない利点がある。
私が写真を撮るのは自宅の周囲だ。
神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。
なにも、世界の裏側まで行く必要はないんだ。
写真家からの贈り物は、
日常で見逃されている美を時折提示することだ。
今、こうやって記事を書きながら
彼の言葉に触れてるだけでもじーんと来るし、
ましてや、今日は雨音の優しさも手伝って、
ますます心に深く染み入ります……。
彼はニューヨークのイースト・ヴィレッジのアパートと、
その生活圏内で写真を撮り続けたのだとか。
自分の周りに広がる世界の美しさを見逃すことなく
写真という形で表現した彼の言葉だから、
なおさら私のハートを打ち震わせてくれるのです。
基本、私も自宅ベースで生活が回ってるし、
ごくごく身近なところから快適さや幸せを見つけることに
この上ない喜びを感じる人間なので、
こんなにも共鳴しちゃうんでしょう、きっと。
今回は参加者ゼロだった茶話会でしたが、
今後もコツコツと続けていきます。
次回の日程が決まり次第、
あらためてお知らせします。