今年の夏休み、私の自由課題のテーマは、
「グラウンディングとは一体何か?」
だったのかもしれない。
いつもより時間がゆったりと流れるなか、
あまり外に出ることもなく、
家の中で仕事したり、
ご飯作ったり、
本を読んだり、
ときには、ただ椅子に座って
ぼーっとしていることもある。
以前、あるお坊さんが、
「家の中で何もしないで過ごしていても
幸せを感じられるのが究極の幸せ」
みたいなことを言っていて、
当時の私には、その境地が信じられなかった……。
でも、今ならちょっとわかる。
しかし、所用で外に出ることもある。
それはそれでまた楽しいもの。
夏はサンダルが多いので、
毎年恒例のペディキュアを
ネイリストさんに施してもらった。
今日は、10年ぶりくらいにおやつを作って食べた。
白玉豆腐。
材料を混ぜてこねて、一つひとつを手で丸める作業が心地よい。
親戚のお見舞いに出かけたり、
実家に遊びに行ったり、
旧友からの暑中見舞いに返事を出したりと、
心を通わせる出来事ひとつとっても、
相手への愛おしさが湧いてくる。
今すぐに変えられることも、
どうにもできないことも、
自分の目の前のこと、
すでにやっていること、
持っているもの、
肉体、精神、容姿などなど、
全部ぜんぶ丸ごと受け止めて、
自分の中に受け入れていく。
受け入れることは愛すること。
それを淡々と続けていくことで、
グラウンディング力は養われていく。
しっかりと根を張り、地下深くまで広がり、
すべてを糧にしていきたい私。