〜火の女神・ペレの戯言〜
たとえ休火山であっても、
地底ではマグマが渦巻いていて、
時を見計らって外に流れ出ようとしている。
しかし、
その山肌には水が湧き、
川が流れ、
ところどころに池や沼ができる。
木々は生い茂り、
冬が近づくと葉を落とし、
微生物の力も借りながら
ふかふかとした腐葉土が作られる。
草花たちは風に揺られながら日差しを浴び、
昆虫や小動物たちが命を営み、
自然の美しさに魅せられた人たちが足を運び、
山に登ったり沢で遊んだり、
風景を描いたり写真に収めたりする。
その山を避けるでもなく、
雲は流れ、雨が降り、光が降り注ぐ。
山が何を内包していようと、
山はそこにあるだけで恵みをもたらし、
すべてを包み込み、
多くの存在を魅了している。
だから、何も恐れることなどないのだ。
その内側にどんなにおどろおどろしいものを
抱えていたとしても、
それは様々なものを花開かせる原動力となる。
見て見ぬ振りをする必要は全くないし、
むしろそれをきちんと見て抱きしめてあげよう。
そんな闇ですらも愛おしく思えてくるから。
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